2014/10/15

4つのフォームでコードが弾けるトランスコード ~6弦ルート編~

Editor : Naoki Inoue(Sonascribe)

ギターで弾くと必ず出てくるのがコード!
特定のポジションを押さえてポロんとギターを弾けば綺麗な音が出せ、
コードをいくつか組み合わせれば、曲の伴奏を弾く事ができますね。
楽譜やコード弾き語りの本を見てみると、そこには数多くのコードが登場します。
C、G7、E♭やF、Bm、Dm7…などなど多くのコード名があり、コードフォ―ム(押さえ方)もたくさんありすぎて覚えるのが大変そうですよね。
世の中には数えられない種類のコードが存在しているように思いますが、
実はコードは大きく4つの種類に分けられます。

△7(メジャーセブン)
m7(マイナーセブン)
dominant7(ドミナントセブン)
-7♭5(マイナーセブン・フラット・ファイブ)
です。

上記4種類のコードにはそれぞれ決まった形(コードフォーム)があり、
このフォームのままフレットを移動するだけで、CやG、F#mやらA△7などたくさんのコードが簡単に弾けるようになります!
この移動して使えるコードをトランスコード(Trans Chord)といいます!
今回は6弦がルート音となるトランスコードを紹介します。
それではさっそくコードフォームを押さえてみましょう!



△7(メジャーセブンス)

この形のままフレットを移動するだけでC~Gまで全ての音のメジャーセブンが弾けるようになります。
G△7を押さえるのならこの形のままルートを3フレットに置けば出来上がりです!
△7が付いていないCやAなどのコードに対しても、この△7(メジャーセブンス)が使えます!

dominant7(ドミナントセブンス)

こちらはドミナントセブン。
楽譜では"C7"、"G7"、"E7"といったようにコード名と数字の7で表記されています。
メジャーセブンスの4弦にある音を半音(1フレット分)下げれば出来上がりですね。

m7(マイナーセブンス)

マイナーセブン。
"7"と付いていますが、AmやDmのようなただのマイナーコードにも
このフォームで代用できます!
各弦の音が同じフレットに並んでいますねsq。
「m7は一直線のフォーム」というように視覚的に覚えてしまうのもいいですね!

m7♭5(マイナーセブンス・フラット・ファイブ)

m7(-5)と書く場合もあります。表記法は色々ありますが中身は一緒です。
このコードはポップスやロックよりもジャズの曲によく出てきますね。
m7で押さえた2弦の音が半音下がった形ですね。

6弦各フレットの音を覚えよう!!


ご紹介した4つのコードフォーム。
それぞれの形のままフレットを移動するだけでコードが弾けるようになります!
6弦のフレットにどの音があるかを覚えてしまえば、後はフレットをずらすだけですね!
6弦ルートの音はこちらのフィンガーボード図を参考にして下さい!



例えば△7のフォームをG(3フレット)に置けばG△7の出来上がり!



そのまま△7フォームをA(5フレット)に置けばA△7になるという訳です!


1フレットずらせばA#△7


ぐい〜んとC(8フレット)に移動すればC△7になります!

分かりやすくこのままC(8フレット)上でフォームチェンジしてみましょう!

C7の出来上がり!

Cm7 直線の形で覚えやすいですね!


そしてCm7♭5です


アニメーションで見るとポジションの移り変わりがよくわかります!



これらのフォームさえ覚えてしまえば簡単にたくさんのコードが弾けるので
とても便利です! シンプルに考える事が上達の道でもありますね!
トランスコードなる仕組みをぜひ試してみて下さい!
また、5弦ルートのトランスコードもあるので、6弦ルートと組み合わせれば演奏の幅がぐんと広がります!



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