2014/09/26

左手の親指を使って4弦を押さえてみよう!      基本フォームと実践例を解説しました。

Editer:Yosuke Hayashimoto (Sonascribe)
Sonascribe林本です!

今回は左手でコードを押さえる時に4弦を親指で押さえるというコンセプトについて解説します!

左手の指は人差し指から小指までの4本の指を使うのが一般的ですが、親指を動員することでよりスムーズな運指が実現したり、4本の指だけではできないコードが押さえられたりします。
特にソロウクレレでは大きな力を発揮します!

親指押弦のフォームのコツと実践例を解説します。
親指が使えると演奏の幅がとても幅が広がるのでぜひトライしてみてください!


ネックの上から握り込むように親指を回して指の腹の部分で弦を押さえます。
重要なのはどのようにして力を加えるかです。

間接を曲げる力だけで押さえようとするとすぐに筋が痛くなってしまいます。

手や指は拳を握る動きで自然に曲げます。無理に間接に力を加える必要はありません。
その上で親指をネックに引っ掛けるようにして腕の重みを使って弦に力を加えます。

このようにして腕全体を使って弦に力を加え、手首から先は過度に力まないようにすることがコツです。
これは親指を使わない普通の押弦においても大切なポイントです!

親指押弦の1つ目のメリットはより少ない動きで次のコードに移れるという点です。
例えばGからDへのチェンジの局面を見てみましょう。

親指を使わずにDを押さえると人差し指、中指、薬指の3本で2、3、4弦の2フレットを押さえることになります。
1つのフレットに3本の指が入ると窮屈なのに加え、Gからのチェンジだと薬指を握り込む動作が必要になります。


では親指を使った場合はどうでしょうか?
Gを押さえている時、親指はネックの上側にスタンバイしているのでそのまま握り込みます。
そして人差し指と中指が縦に並んでいるのでそのまま間を詰めて弦を移動するだけでコードチェンジ完了です。
1枚目と2枚目の写真を比べると指の形がほとんど変わっていないことがわかると思います!
より少ない動きでコードチェンジができるので演奏がよりスムーズになりミスの確率も減ります。


2つ目のメリットはソロウクレレでより多くの選択肢を採れるという点です。
動画の1:01からのE♭の箇所で親指を使っています。
このフレーズはE♭のコードを基盤に、トップノートを動かすことによってメロディーを作っています。
メロディーは2弦2フレット、2弦3フレット、1弦1フレットという動きです。
親指を使ってE♭を押さえることで小指が一本余るので、2弦2フレットを中指、2弦3フレットを小指、1弦1フレットを人差し指と無理のない運指で弾くことができます。
フレットガイドが出るので動画を見ながら試してみてください!

親指での押弦というとアドバンスなテクニックに聞こえてしまうかもしれませんが決してそんなことはありません。
今回お伝えした力の掛け方のコツがわかれば簡単にできてしまいます。
親指を使えると左手の世界がぐっと広がります!
ぜひトライしてみてください!



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