2013/11/14

iPadでレコーディング!Apogee Jamレビュー!

Editor : Shige Okusawa (Acousphere)

Acousphere奥沢です!
時代はどんどん進んでいまやPost PC時代!
デスクトップパソコンはおろか、ノートパソコンさえもあまり使わなくなって来た自分。
そのかわりに毎日手放せないのがiPadなんですね。
iPadではGaragebandという簡単にレコーディングができるソフトも購入できて、どこでもモバイルレコーディングが可能になりました!
かなり面白いので僕もはじめてますiPadレコーディング!
今回はギターとiPadをつなぐための機器、サウンドインターフェースの紹介です。
僕が購入したのはApogeeのJamというプロダクツ!



iPadでレコーディングしている弟子を見て僕も参加したいと思い、思わずAmazonで買ってしまいましたApogee Jam!
これはiPadとギターを接続する機械で、これがあればギターの音をノイズなくiPadで録音できるようになるんですね。
有名なプロダクツには「iRig」というモデルがあるんですが、弟子の麻生くんがそれを先に購入してしまったので、僕はApogeeのJamにしてみました!
では開梱したいと思います!


箱をあけると説明書、本体の他にケーブルが2本出てきました!
そういえばこのJamはiPad、iPhoneの他にもMacにもUSB接続できるんでしたね。
これからのモバイルレコーディングには強い見方になりますね。
Sound Interfaceがポケットに入るサイズというのはありがたいですし、ライブなどでの使用にもちょうど良いのでしょうね。

こちらがギターのケーブル(シールド)を差し込む部分です。
ギターのアイコンとInの文字がついているので間違えなくて良いですね。
ボディはプラスチック、銀色の部分もプラスチックなので作りは華奢な感じがします。
どのくらいの耐用年数があるのか試してゆきたいと思います。

反対側には専用ケーブルのOutputが用意されています。
ここにケーブルをつないでiPadなどと接続するんですね。
軽くさしてみましたがケーブルがロックされてしっかり固定されるので、ギターのケーブル毎引っ張ってしまっても抜けたりしないのではないでしょうか。

ボディの側面にはGainコントロールのノブがついています。
録音に使うギターの種類によって音量は違います。
電池付きのギターは電気信号が元気で音が大きいですし、電池なしのエレキギター(パッシブ回路)は音が小さいもの。
それら入力ゲインをちゃんと調整しないとキレイな音で録音できないのですが、このJamはその回路が内臓されてます。
これがiRigとの一番大きな機能の違いですね。

無事接続しました!
iPadの電源をいれるとJamのインジケーターが青い色に点灯。
これは「ちゃんと接続されましたよ」という意味だそうです。
そしてGaragebandを立ち上げるとインジケーターは緑に。
これで録音が可能な状態に!
あとはギターを接続するだけですね!

ではさっそくギターをつないで見たいと思います。
Garagebandの中に入ってるGuitar Ampのアプリを立ち上げて音を出して見るのから試してみようと思います!

どのギターをつなごうかちょっと迷いましたが、やっぱり自分の相棒L-5CESですね。
こちらはBartoliniのTXEというアクティブタイプ(電池で増幅する低ノイズ)のピックアップを搭載してるのでかなりクリアに録音できるはず。
でももしかすると信号が元気すぎてマッチングしない恐れもありますねえ。
物は試しでやってみます!

Clean Stackという比較的ノイズの少なめな設定で挑戦しました!
まず僕のアクティブ回路使用のL-5CESですが難なくJamと接続成功しました。
それなりにGainの幅があるようですね。
ギター以外にもマイクとか接続できるのかもしれませんね。
これも後日試して見たい部分です。
そしてiRigと違って良い部分はJamを接続したままでもiPadのスピーカーから音をモニターできる部分ですね。
弟子の麻生くんによればiRigは録音中はヘッドホンでしかモニターできず、iPadスピーカーでモニタリングする際にはiRigをディスコネクトしないといけないそうです。
iPadのスピーカーは電池駆動の非力なものなので録音時に正確に弾くためのモニターには向いてないと思いますが、出来上がりを数人でモニターしてアドバイスをしたりするのにやはりスピーカーで聞きたいのです。
それができるJamは嬉しいですね。
うちの若手のプリプロ制作などはiPadでもできるかもしれないですね。


L-5CESを使って2トラック録音してみました!
音もまあまあ良い感じ。
プリプロ制作には全然問題なく使えますね!
弟子の麻生くんと一緒に実験していたのですが、彼曰くiPadでのレコーディングの方が楽しくて「疲れない」のだそうです。
確かにインターフェースが違うだけでも気分的なものやストレス量はかわってきますよね。
なるほど。
あとiRigの場合はiPadを充電しながらでもつかえるのが利点だそうです。
確かにJamは充電の入力部分にケーブルを差し込みますからね。
99%の電池残量からはじめて1時間半使ったところで今の残量は76%です。
まあ電池だけでも十分いけるかもしれませんね。
休憩の度に充電すればいいのかもしれないし。
ということでApogee Jamのレビューはひとまずここまでとしますが、今後もiPadを使ってのレコーディング記事を少しずつアップしてゆく予定ですのでお楽しみに!


iPadと接続して伴奏を録音したあとにメロディーをレコーディングしてみました!
やっぱりiPadのスピーカーからモニタリングできるのは楽しいしいいですね。
ヘッドホンできくほどの精密なタイミングでは弾けませんが、プリプロならこのくらいが丁度いいのです。
最近はまっているJazzのスタンダード曲「Confirmation」を弾いてみた動画を作りましたので参考にしてみてください。
動画は最新のiPhone4Sを使ってHD画質で録画してみましたよ!