2013/11/04

英語の発音と音楽の関係を分析してみました!

Acousphere奥沢です!
実は今、上智大学の英語の先生、今井先生とご一緒させていただいて「英語と音楽の関係」についての研究、そしてみなさんが英語を上達する為の新しいメソッドの構築をしています。
今井先生に発音していただいた本場ネイティブの発音を僕が音楽的な耳で分析し、楽譜にして視覚化し、そのうえで簡単なメロディとして作曲するというこのプロジェクト。
かなり面白い結果が次から次へと出て来ています!
いずれはこの研究成果を楽曲制作の分野で僕は活用して行きたいと思っています。
今回はその研究成果の一部を公開しますので、音楽家の方もぜひ興味をもっていただけたらと思います!
もちろん英語を上手に話したい方も!






[Acousphere Shige's Note]
今井先生に発音していただいた「Where did you find this post card」を楽曲化してみたのがこちらの譜面になります。
どのような過程を経てこちらの楽譜になったのか簡単に説明したいと思います。

まず今井先生に繰り返しこの構文をネイティブ発音で朗読していただきました。
それに合わせてギターを弾き、構文のリズムと音程を模索。
いくつかできたメロディラインを今井先生の朗読にあわせて演奏し、ご本人が一番しっくりくるメロディをチョイスしました。
最後にそのメロディを歌うのに最適なコード進行を付加して完成したのがこちらの譜面です。
歌う時はギターのコードストロークを16beatのリズムでゆっくり弾きながら歌うと良いと思います。

人によって声の高低が違いますので楽曲にした場合の調はまちまちだと思います。
今回の今井先生の場合はGメジャー調がしっくりきたようでした。
そこで生まれた相対的な「Do So So La So Do So」というメロディが、この構文それ自体の相対的な響きだと思いますので、それぞれ自分の歌いやすい調に転調して歌えれば良いと思います。
「各単語の発音やリズムの取り方に慣れないうちは、カタカナ的に『ウェア、ディジュ、ファイン、ディス、ポス、カー』と歌うと歌いやすいでしょう。
慣れてきたら徐々に単語を正確に発音する練習もしてみて下さい。

この構文は普通に明るい気分でやりとりされる会話なので、ベースとなるスケールはメジャースケールがやはり良く合います。
もしも懐疑的に眉を細めながら話すのであれベースをマイナースケールにすることも可能かと思われます。
その場合のメロディは「Do So So Le So Do So (Root, 5th, b6thのコンビネーション)」に変化します。
だいぶんマイナーで暗い響きに会話が聞こえてくると思います。
このようにひとつしか解釈がないわけではないのですが、気分や伝えたいマインドをベースとなるスケールで表現する事で同じ構文が違う意味を持つようになると思います。
人は音楽それ自体で会話をしているのではないかという思いがこの研究結果をみてますます強くなってゆきますね。